ケリー・ペティット バイオグラフィー

カナダ出身のケリー・ペティットは世界中に自分の音楽を広めてきただけでなく、日本に拠点を置きながら従来のバンドの常識を覆した形で成功を収めてきた。4作目にあたるCD「FUEL」(フュール)ではそのケリーの魅力を存分にうちだしている。

ケリーは一夜で人気者になったわけではない。一作目のCD「Life through a Windshield」(ライフ・スルー・ア・ウィンド・シールド)をリリースして以来、熱心なファンを基盤にゆっくりと積み上げてきたものである。ケリーの音楽は口コミで評判になり、正真正銘のプロのソングライターへと変化を遂げてきた。最新のCD「FUEL」(フュール)はインターネットのソシアルネットワークのファンを通して大勢の耳に届くところとなっている。また、世界各国の2000組を超えるバンドが参加して始まった国際UBLコンテストでは一位の座に輝き、Artist Direct(アーティスト・ダイレクト) 、Indie Artists(インディー・アーティスト)Tokyo music scene(東京ミュージック・シーン)といった音楽雑誌から素晴しい評価を受け、新聞やテレビにもとりあげられた。またケリーの曲She's Just Like Summer(シーズ・ジャスト・ライク・サマー)は400万人のリスナーを抱えるABCネットワークのラジオ番組、Fame Games(フェーム・ゲームズ)で月間賞を受賞している。さらにケリーの人気は広がり、会場を満席にする熱心な日本のファンを前に演奏をしている。

CD「FUEL」(フュール)では作曲の際、曲ごとに異なったアプローチをとったが、常に心地良く、エネルギッシュであることを心がけている。カナダのポップス、ロック界アイドル、90年代のODDS(オッズ)や、Kelly Clarkson(ケリー・クラークソン)のバンドメンバーであるマルチ・プレーヤーのCory Churko(コーリー・チャーコ)たちとの深い親交や彼らとのレコーディングを通して、ケリーは美しいメロディーを生み出す彼らの力を上手く活用している。「このアルバムには余計な装飾は一切ありません。一曲一曲を素晴しいものにしようと本物のミュージシャン達が深く掘り下げていっただけです」ケリーは語る。その成果はケリーの言う、フォーク・ロックやオルタナティブ・カントリーにも似たメロディーラインの際立つ、心地よい音楽となって現れている。

オーストラリアのバンドCrowded House(クラウデッド・ハウス)やソングライターNeil Finn(ニール・フィン)、Things of Stone and Wood(シングス・オブ・ストーン・アンド・ウッド)、オーストラリア人Paul Kelly (ポール・ケリー)、それに加えて北米のThe Jayhawks(ジェイフォークス)、Barenaked Ladies(ベアネイキッド・レディース)、The Counting Crows (カウンティング・クローズ)といったミュージシャンたちから大きな影響を受け、ケリーはその音楽の才能で自分自身の音を作りあげ、作詞作曲のプロセスのすみずみにまで心を配ってきた。「私が色々な面で影響を受けたことはこのCDで分かってもらえると思います。CDを作るときはいつも心地よく、アップビートであることを心がけていました」とケリーは言う。She's Just Like Summer(シーズ・ジャスト・ライク・サマー)、Little Imperfections(リトル・インパーフェクション)や、World Is Turning(ワールド・イズ・ターニング)といった曲にはそんな彼の言葉が良く現れている。一方でBuy Now Pay Later(バイ・ナウ・ペイ・レイター)World Is Turning(ワールド・イズ・ターニング)When You Are Alone(ウェン・ユー・アー・アローン)のような曲にもその歌詞に耳を傾けるならそこに秘められた前向きのメッセージが込められていることに気付く。

こんなレビューがある。ケリーが最高のシンガー・ソングライターであることは「FUEL」(フュール)を聴けば疑いの余地が無い。彼の魂のこもった曲、耳に心地よいボーカルでこのCDはできている。彼が次にリリースするCDはぜひ手に入れたい一枚になるはずだ。